日本の大手商社や電力、ガス会社もシェールガス開発を進めているが、今のところ「(開発などに)影響が出ているという情報は入っていない」(日本ガス協会の尾崎裕会長)という。ただ原油価格の下落が続けば、「順調な再生産ができなくなる」(大手ガス首脳)とし日系企業のシェールガス生産にも支障をきたす恐れがある。
米国で経営破綻しているのは「中小の石油会社が中心」(石油天然ガス・金属鉱物資源機構の野神隆之上席エコノミスト)という。
一方、開発を進める日系企業は主に大手商社や電力、ガス会社だ。
大阪ガスと中部電力はシェールガス由来の天然ガスを液化する「フリーポートLNGプロジェクト」(米テキサス州)を進めており、2018年にも割安なLNGを日本に輸入し、都市ガスの原料や火力発電所の燃料などとして活用する方針だ。
三菱商事と三井物産は「キャメロン」(ルイジアナ州)に、住友商事は「コーブポイント」(メリーランド州)に権益を持ち、日系の大手電力やガス会社に販売する計画。ただ住友商事は米シェールオイル開発で失敗し、14年9月中間決算で最終赤字に陥った。