--昨年、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が仏アルストムのエネルギー部門の買収に合意した。東芝のスタンスは
「当社はGEと、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた『コンバインドサイクル』発電、アルストムと、送変電・配電機器(T&D)部門で提携している。これらの分野で、GE・アルストム連合に入り、世界展開を狙える好機と考えている。GEとアルストムの提携協議が固まり次第、具体的な協議に入る」
--半導体事業は、韓国のサムスン電子との競争が激しくなっている
「サムスンと合わせて、『NAND型フラッシュメモリー』の市場シェアを7割持っているが、特にシェアにこだわっていない。NANDはスマートフォンやタブレット端末に加え、データセンター向けサーバーの需要も高く、年率30~40%伸びている。来年には3次元(3D)技術を使った生産も始める。成長する市場の中で、技術や品質を着実に高め、無理にコストを下げず、確実に利益を出すことにこだわりたい」
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【プロフィル】田中久雄
たなか・ひさお 神戸商科大(現兵庫県立大)商経学部卒、1973年東芝入社。執行役常務、執行役専務、取締役代表執行役副社長を経て、2013年6月から現職。兵庫県出身。