大勢の来場者でにぎわう、USJに昨年オープンした「ハリー・ポッター」の新エリア=13日午前、大阪市【拡大】
最寄り駅であるJR西日本のユニバーサルシティ駅の利用客数はこの半年、前年同期の2割増の勢いだ。
国内外から観光客を引き寄せるようになったUSJだが、開業翌年の平成14年度以降は、大阪市などが出資する第三セクターの運営が行き詰まり、経営難に陥った過去がある。17~18年に第三者割当増資などを通じて米投資銀行大手ゴールドマン・サックス(GS)が筆頭株主になり、再建が進められてきた。
デフレ下にあってもUSJは26年まで5年連続で入場料の値上げに踏み切っており、利益追求の手を緩めていない。米映画を主体にした大人が楽しめるテーマパークという当初のコンセプトにもこだわらず、スヌーピーなどのキャラクターを使った家族向けのエリアを設けて客層の拡大に成功した。
GSは、21年に上場を廃止した運営会社のユー・エス・ジェイの東証1部への再上場を視野に入れており、USJの復活の動きを踏まえ、さらなる資金調達や投資回収の動きが本格化しそうだ。