アジア各国のベンチャー支援者との連携ネットワーク構築を発表する國土晋吾代表理事(左)と松井健理事=千葉県柏市【拡大】
TEPは2012年から「アジア・アントレプレナーシップ・アワード」として、アジアのベンチャー企業を対象としたビジネスコンテストを開いている。12年に千葉県知事賞を受賞した、タイのFlexoresearch(フレクソリサーチ)は、日本法人を立ち上げ、国内での事業開始に向けて準備をしている。こうした動きを受けて、さらにアジアとの連携を強化するために、ベンチャーネットを構築した。
一方、TEPはつくばエクスプレス沿線に集積する東大や筑波大学、産業技術総合研究所、国立がん研究センターなどの最先端技術を活用した連携を強化し、地域に根ざした創業支援の仕組みの構築を目指して発足した。これまでに電動二輪車メーカーのテラモーターズ(東京都渋谷区)や超小型衛星のアクセルスペース(同千代田区)など14社に経営支援や出資を行い、いずれも着々と存在感を高めている。