全トヨタ労連、ベア6千円統一要求 賃金格差を改善…中小メーカーから悲鳴も (1/3ページ)

2015.1.17 06:54

 トヨタ自動車グループの労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会(佐々木龍也会長)は16日、岐阜市で中央委員会を開き、2015年春闘でベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分として月額6000円以上を統一要求する執行部案を提案した。17日に正式決定する。グループ内の賃金格差を改善するため高い要求水準を掲げ交渉を後押しする構えだが、固定的な人件費を底上げするベアは業績が伸び悩む中小メーカーとって大きな重荷だけに、厳しい労使交渉になりそうだ。

 「(消費税増税後の)物価上昇が組合員の生活に大きな影響を与えている。6000円の要求は簡単なものではないが、(金額に)こだわりを持って取り組む」。佐々木会長は同日の記者会見でこう述べ、ベア実現に向けて強い意欲を示した。

 全トヨタ労連がベアで具体的な要求額を掲げるのは、月額4000円以上を求めた09年以来、6年ぶり。年間一時金(ボーナス)は5カ月以上を統一要求する。

「2年連続のベアは厳しい」(幹部)と既に悲鳴

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