【企業NOW】トヨタ自動車 「ワクドキ」で国内市場縮小に歯止め

2015.1.19 05:00

ランクル70の発売30周年を記念して大勢のファンが集まった=2014年8月25日、東京都江東区

ランクル70の発売30周年を記念して大勢のファンが集まった=2014年8月25日、東京都江東区【拡大】

 「軟弱に流されない。ランドクルーザーと名が付いた以上、燃費がどうだといわれても負けられない」。開発責任者の小鑓貞嘉氏がこう言い切るほど“先鋭的”なランクル70が再販売できた背景には、「ワクワク・ドキドキ」するクルマで国内市場の縮小に歯止めをかけたいトヨタ自動車の戦略がある。

 トヨタの国内販売台数は1990年の約250万台をピークに減少傾向で、消費税増税の影響を受けた2014年は145万台にとどまる見通し。少子高齢化と若者のクルマ離れは年々深刻化し、先行きは芳しくない。

 そこで豊田章男社長が掲げたスローガンが「もっといいクルマをつくろうよ」だ。リーマン・ショック後の赤字転落や米国での大量リコール(回収・無償修理)問題、東日本大震災後の供給網の寸断など度重なる試練にさらされながら、トヨタは1980年代に人気を集めた「スプリンタートレノ」などの型番「AE86」にちなむスポーツカー「86(ハチロク)」や、ピンク色の高級セダン「クラウン」など、話題性のあるモデルを次々と投入している。

 クルマからそっぽを向いた若者たちを振り向かせたい。その試みはまだ道半ばだが、「石橋をたたいても渡らない」といわれたトヨタが新しい試みに挑戦しているイメージは徐々に浸透しつつあり、ランクル70の販売台数にもそれは表れている。

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 ■トヨタ自動車

 【設立】1937年8月28日

 【資本金】3970億5000万円

 【グループ販売台数】1013万3000台 (2013年度)

 【売上高】25兆6919億円(13年度)

 【従業員数】33万8875人 (14年3月末現在)

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