アビタス、中国人留学生向け予備校 大学進学に参入

2015.1.20 05:00

 米国弁護士など海外資格取得予備校を運営するアビタス(東京都渋谷区)は、24日に中国人留学生向けの大学進学予備校「思得学園(シーダム)」を開校する。2012年に「東京中央日本語学院」を買収したのに次ぐインバウンド事業第2弾。日本政府の留学生30万人計画や、高度外国人材受け入れ促進政策などを背景に、需要を見込んで新規事業として参入した。

 同校では、学生の母国語である中国語で各科目を教わり、演習では日本語を使用する。これにより学習効率を高めて、よりレベルの高い大学への入学を目指す。

 初年度の募集目標は100人。次年度は300人を予定している。既存の日本語学校の留学生向けのほか、中国国内でも営業活動を展開する。日本の大学に入学するための日本留学生試験(EJU)は、国内のほか14カ国、17都市で実施されているため、eラーニングプログラムも近い将来実施する方向で検討している。今後、留学生向け就職支援ビジネスも立ち上げる予定。随時入学可能。1年コース45万円。2年コース55万円。

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