三菱ふそうトラック・バスのアルバート・キルヒマン社長は21日、フジサンケイビジネスアイなどのインタビューに応じ、燃料電池(FC)を搭載したバスを2020年の東京五輪までに発売する考えを示した。日野自動車も親会社のトヨタ自動車の技術を用い16年に燃料電池バスを発売する方針を固めており、走行中に水しか排出しない「究極のエコカー」が商用車分野でも徐々に普及しそうだ。
キルヒマン氏は燃料電池バスについて「東京五輪を考えながら(親会社の)独ダイムラーのノウハウを使って開発を進めていきたい」と説明した。ダイムラーは既に欧州で10台以上のFCバスを試験運行しており、その成果を生かして開発・生産に取り組むという。
燃料電池車はトヨタが昨年末、世界初の市販モデル「MIRAI(ミライ)」を発売。子会社の日野もトヨタの新型FCシステムを用いたバスを開発し、今月から愛知県豊田市内で路線バスとして試験運行している。