昨年10月に開催された日本国際工作機械見本市。工作機械業界は今年も高水準の受注が見込まれている=東京都江東区【拡大】
昨年はスマートフォン向け特需で受注に大きく貢献した中国市場は高速無線通信のLTEサービスが普及する国も多く、今年も期待できそうだ。現地では労働力不足で人件費が高騰しているが、生産性を高める日本のハイエンドマシンの需要が伸びる可能性もあるという。
日工会はこうした国内外の経済環境を踏まえ、今年の受注額の目標を1兆5500億円としたが、「07年の過去最高を超える可能性もある」(工作機械メーカー幹部)との声もある。
自動車市場では、今年の米国の新車販売が昨年を上回るとの観測が出ている。
日工会は14年の受注額の目標を当初1兆3000億円とし、10月に1兆4500億円に上方修正したが、最終的には1兆5094億円に着地した。今年も国内外で設備投資にプラスに働く要素も多いだけに、業界内の期待は大きいようだ。
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■工作機械受注額の年間ランキング
順位/年/受注額(億円)
1/2007/1兆5900
※/2015/1兆5500
2/2014/1兆5094
3/2006/1兆4370
4/1990/1兆4121
5/2005/1兆3632
※日本工作機械工業会の統計資料から作成。2015年は見通し