フレームセットの42万円(希望小売価格、税抜き)に、他社製の高級コンポーネント(変速機やブレーキなどのパーツセット)などを組み合わせた完成車は軽く100万円を超える。プロ選手と、レース志向の強いアマチュアライダー向けだ。
ピラミッド型の国内ロードバイク市場の頂点に位置するこれらのハイエンド向けは年間わずか6000~7000台。ローエンド需要には見向きもせず、まずはブランドの確立を狙う。
同社がロードバイク市場に参入した背景には、高齢化の進展がある。世界で圧倒的なシェアを誇るバドミントンのラケットやテニスラケット、ゴルフクラブなどを主力としてきたが、これらの競技人口が徐々に減少し、新事業育成に迫られているのだ。2008年に米山勉社長の指示で新事業の可能性を検討した結果、風力発電所で使うカーボン製のブレードなどとともに、新事業にゴーサインが出た。