今回同チームは、京を使って2004年8月1日から31日までシミュレーション開始日を1日ずつずらしながら、31本の30日予測を行い、BSISOと台風発生がどの程度精度よく予測できるのかを検証。これによって、雲の効果を直接計算するNICAMを用いてBSISOを精度よく再現することで、台風発生を2週間前から予測できることを世界に先駆けて実証できた。
今回の研究成果は、04年というBSISOが顕著に見られた年について、台風発生予測が2週間前から可能であることを示したもので、BSISOが顕著ではない年でも同様に2週間前から予測が可能であるなどについて、また、発生後の進路や強度の予測も今後検証していく。(インプレスウオッチ)