--事業の融合、複合化を成長の鍵に掲げている
「例えば(先端素材の)炭素繊維を使った自動車開発は、炭素繊維と樹脂の技術を複合化したものだ。(腐食や環境に影響する懸念がある)塩素やナトリウムを含まない産業用プラスチック樹脂の事業化では、ガラス繊維などとの組み合わせで付加価値を高められる。最終的な製品をイメージし、最適な素材の組み合わせや混ぜ方を考えることが大事だ。そのために商品開発を担う大阪研究センターを(17年度までに)閉鎖し、繊維事業の研究・開発を松山事業所に集約する」
--16年度までに1000億円を戦略投資に充てる
「15、16年度は成長への種まきをする時期だ。炭素繊維複合材料や電池部材、先端医療材料などのプロジェクトに投資していく。自社の研究・開発では時間がかかる部分はM&A(企業の合併・買収)や提携も考える」
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【プロフィル】鈴木純
すずき・じゅん 東大院修了。1983年帝人入社。帝人ファーマ医薬医療企画部長、帝人グループ駐欧州総代表、執行役員、常務執行役員などを経て2014年4月から現職。東京都出身。