軽好調で自動車国内生産２年ぶり増　スズキ・ダイハツが押し上げ (3/4ページ)

　日産は米国で生産中のスポーツ用多目的車（ＳＵＶ）「ローグ」について、１５年度後半にも国内で１０万台以上生産し、輸出する方針だ。世界中どこの工場でも同じ車種を生産できる態勢を構築しつつあり、為替変動への柔軟な対応が可能になっている。

　環太平洋戦略的経済連携協定（ＴＰＰ）や２国間の経済連携協定（ＥＰＡ）の締結も輸出にはプラスだ。

　今月１５日には日本とオーストラリアのＥＰＡが発効、日本から輸出する自動車にかけられていた関税が撤廃された。各社は販売価格の引き下げを進めており、「販売が増えれば輸出が伸びる可能性は高い」（自動車大手）と期待する。

自動車８社の２０１４年の生産・輸出・販売実績