2015年3月期の両テーマパークの入場者数は3040万人の見通し。ランド30周年で過去最高を記録した14年3月期の3126万人を下回るものの、過去2番目の水準を維持する見込み。増税に伴う値上げなどの逆風も、夜間の新しいショーの追加や、訪日外国人観光客の拡大などで、来場者数の減少を最小限に食い止めている。
一方、29日発表された14年4~12月期連結決算は売上高が前年同期比3.9%減の3521億円、本業のもうけを示す営業利益が9.6%減の913億円、最終利益が3.4%減の608億円となった。減収減益となったが、営業利益、最終利益は、9カ月間の実績で、15年3月期通期予想の約9割に達している。今後、上方修正があり得そうな業績だ。
大型テーマパークでは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)が30日、大人の1日券「スタジオ・パス」を6980円から7200円に引き上げる。集客力の大きい東西の大型テーマパークで、値上げが相次ぐことになる。