サッポロビールが販売するビール、ワイン、焼酎など【拡大】
サッポロビールは年初に発表したマーケティング方針で、発泡酒や第3のビールを含むビール類の2015年の販売目標を、14年実績比で2.1%増の5350万ケース(1ケースは大瓶20本分)にすることを明らかにした。高級ビールの人気を背景に、主力商品の「ヱビスビール」の限定商品を出すなどして達成を目指す。
発泡酒は65.7%増を計画する。糖質とプリン体をゼロにした「サッポロ 極ZERO(ゴクゼロ)」を軸にする。健康志向の消費者をさらに取り込もうと、2月下旬から順次、人工甘味料もゼロにした商品に切り替える。
ヱビスなどのビールは0.8%増の見通し。第3のビールは8.4%減と前年割れを見込む。
サッポロは、独自の醸造技術で、きめ細かな味を出した「クラフトビール」に参入することも明らかにした。既に子会社を設立しており、今夏までに新商品を売り出す。尾賀真城社長は参入の狙いを「消費者は値段だけで判断せず、多種多様にお酒を飲み分けている。クラフトビールの人気は加速する」と説明した。
このほか、ブランド強化へ各分野へ積極投資を行うことも表明した。ワイン事業は、11.3%増の115億円、スピリッツ事業は8.3%増の270億円をそれぞれ計画している。
ワインでは、人気のチリワイン「サンタ・リタ」ブランドに「シークレット・リザーブ」を追加するなど、成長する中高級ワイン市場に対応。また、スピリッツでは、ラム「バカルディ」で人気が定着してきた「モヒート」をさらに強化する計画だ。
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■サッポロビール
【創業】1876年9月
【本社】東京都渋谷区恵比寿4-20-1
【資本金】100億円
【グループ売上高】5098億円(2013年12月期連結)
【従業員数】7434人(連結ベース、13年12月末現在)