三菱重工業は4日、長崎造船所(長崎市)で手掛ける造船事業を10月1日付で2つの子会社に分社化すると発表した。全額出資子会社の船舶建造事業会社と船体ブロック製造事業会社を長崎造船所香焼工場内に置き、長崎地区の大型商船の建造を2社に移管する。造船事業の構造改革の一環で、合理化によりコスト競争力を高めるのが狙い。
船舶建造事業は、子会社のMHI船海エンジニアリングが承継会社となり、設計・製造・修理や営業などを行う。新造船の建造は、液化天然ガス(LNG)や液化石油ガス(LPG)の運搬船に絞り込む。
船体ブロック製造事業の会社は準備会社を設立後、吸収分割する形で発足する。大型船体ブロックの生産に特化して生産効率を高め、外販も拡大する。
艦艇や下関造船所(山口県下関市)での商船の建造はこれまで通り三菱重工で手掛ける。