帝人は4日、鉄の10倍の強さを持つ炭素繊維などを使った建築用木材の補強材を開発したと発表した。木材の強さを2倍に引き上げ、一定の長さが必要な体育館のはりなどにも使いやすくした。建築基準法への適合など実用化を進め、2018年に建築物への採用を目指す。
開発したのは、木の節などを除いた部分を集めた木材に張り付ける補強材。帝人によると、長さ6メートルのはりは厚みが約40センチ必要だが、軽くて強い炭素繊維やアラミド繊維の補強材を使い約25センチまで薄くできたという。
補強材により、従来の木材では難しかった柱の間隔が広い公共建築物にも使いやすくなる。政府は林業活性化のため体育館など公共建築の木造化を促進しており、帝人は高機能繊維の技術を生かして需要を開拓する。