亀岡剛氏【拡大】
人事から販売まで幅広い部門を歩んできた。香藤繁常会長兼グループ最高経営責任者(CEO)から打診を受けたのは1月下旬。「えらいことになったな」と責任の重さを感じながらも「腹決めなしゃあないな」と引き受けたという。
忘れられないのは英国に駐在していた約20年前に、敬愛する福山通運の小丸法之会長から滞在先のロンドンのホテルに招かれた際の思い出だ。時差があるにもかかわらず、全支店に国際電話をかけ、売り上げを聞いたり、社員の家族の健康を心配する小丸氏の姿を見て「組織のリーダーは現場とつながることが大切だと学んだ」という。
昭和石油とシェル石油の合併で発足してから今年1月で30年を迎え、国内ではガソリン需要の減少が続く。大きな転換期の采配を委ねられ「現場力を生かし、エネルギー安定供給を着実に実行したい」と語る。出光興産との統合については「具体的に決まっていない」としながらも「どういうアクションをとれば特約店にとっていいのかなどを考えて進めていく」と語る。
根は明るい関西人。1歳の孫の顔を携帯電話の待ち受け画面で見てストレスを解消し「ジムに通ってインナーマッスルを鍛えている」。業界の激動期を生き抜くための企業力作りも求められそうだ。(宇野貴文)