ヴェルク・田向祐介社長　システム受託と自社開発を両輪に (2/2ページ)

　－－起業した理由は

　「ＩＴコンサルタント会社やＩＴベンチャーで働き、受託開発の現場に身を置いてきた。ＩＴの開発現場はエンジニアが疲弊していることが多い。マネジメントや人材育成に課題がある場合が多く、それをどうにかしたいと思った。また、受託開発の仕事は技術的な内容が似ていることが多く、エンジニアの視点では飽きてしまう可能性がある。そのため、開発の中に新たな技術的な仕掛けを積極的に取り入れようとしている」

　－－抱負は

　「自社サービスでは受託ビジネス向けの他の機能を充実していく。ボードを開発したのは起業した際、開発現場しか経験していなかった自分にバックオフィス業務が分からず、すごくストレスを感じたから。顧客に同じ苦しみを味わわせたくない。受託ビジネスに関する知識と経験を強みにしていきたい」（井田通人）

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【プロフィル】田向祐介

　たむかい・ゆうすけ　米テキサスクリスチャン大ビジネス卒。２００４年フューチャーアーキテクト入社。ＩＴベンチャーを経て、１０年１２月ヴェルク設立。３５歳。千葉県出身。

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【会社概要】ヴェルク

　▽本社＝東京都新宿区市谷田町２－２９－１　こくほ２１ビル５階

　▽設立＝２０１０年１２月

　▽資本金＝７００万円

　▽従業員＝６人

　▽売上高＝約１億円（１４年１１月期）

　▽事業内容＝システムの受託開発、クラウドサービス提供