大塚家具、創業家内対立の異常事態 会長が再任と長女退任求める株主提案

2015.2.18 05:00

大塚勝久会長

大塚勝久会長【拡大】

 大塚家具は17日、創業者で前社長の大塚勝久会長(71)が3月27日に開催が予定される株主総会に向け、勝久氏の再任を含む取締役10人の就任と、長女である大塚久美子社長(46)の退任を求める株主提案をしていたと発表した。現社長の久美子氏側は17日、この提案に反対する意見を表明。経営の主導権をめぐり、創業家内で実の親娘が対立する異常事態となっている。

 関係者によると、勝久氏が株主提案を行ったのは1月29日で、久美子氏が28日付で半年ぶりに社長へ復帰した翌日。同社は今月13日の取締役会で、業績悪化を招いた責任があるとして勝久氏が総会後に取締役を退任する人事を決めていた。

 勝久氏の株主提案について同社は「経営を再び混乱、不透明にさせ、企業価値と株主利益を毀損(きそん)する」と批判している。

 現在、勝久氏は発行済み株式の18%を保有する筆頭株主。久美子氏は10%弱の株式を握る創業家の資産管理会社の役員を務め、米投資ファンドや国内の保険会社なども大株主だ。総会に向け、委任状争奪戦が繰り広げられる可能性もある。

 大塚家具は2014年12月期決算で営業損益が4億円の赤字(前期は8億円の黒字)になった。

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