女性をターゲットにしたカップヌードルの新商品を手にする日清食品のズナイデン房子取締役=東京都新宿区の日清食品本社【拡大】
日清食品は23日、10~20代の女性をターゲットに、野菜を具材にたっぷり使い、全体のカロリーを抑えた新製品「カップヌードルライトプラス ラタトゥイユ」「同 バーニャカウダ」の2種類を、3月23日に発売すると発表した。希望小売価格はともに税別180円。若い女性を主な対象として開発したカップヌードルは初めてという。
いずれもレタス約2個分の食物繊維(7・0グラム)を麺に練り込んだ。麺は短くカットして、すすらず食べられるようにし、「『女子力』を下げずにすむようにした」(同社)という。
スープに浮かせた具材の野菜は、「ラタトゥイユ」がキャベツ、フライドオニオンなど5種類、「バーニャカウダ」がキャベツ、カボチャなど6種類。スープまで完食した場合のカロリーは198キロカロリーで、通常のカップヌードル(343キロカロリー)より、大幅に抑えた。
同社の調査によると、カップヌードルを日常的に食べる人の男女比率は7対3。今回の商品をきっかけに女性の比率を5割まで高めたいとしている。