ここまで懸崖(けんがい)に追い詰められたのは、業界の歴史からみて戦後の連発機禁止以来だと思えるが、遊技機そのものによる景気低落とは性格が全く異なる。時代の変化に対応できなかった揚げ句のファン人口減少であり、構造的な問題なのだ。これまでのような業界得意の対症療法ではなにも解決できず、業界構造と機能そのものを大転換する必要がある。「遊技産業活性化プロジェクト」はそのコペルニクス的転回の第一歩にすぎない。結論からいえば、業界の社会的認知を阻害する部分を切り落とす大手術が必要だ。
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【プロフィル】三浦健一
みうら・けんいち 1949年生まれ。遊技業界専門誌の編集長を経て89年に独立。月刊誌「シークエンス」を創刊し、業界で初めてFAXによるリアルタイムの情報配信もスタートさせた。業界ジャーナリズムの先駆け的存在として知られる。