友人らと写真撮影でポーズをとる佐々木文人さん(左端)と河野有さん(右端)【拡大】
河野氏の姿勢には、大学時代にボクシング部主将を務めていたというバックグラウンドがにじみ出ている。河野氏は「自分がこの世界に生まれた意味」「世の中に貢献できること」を熟考し、日々試行錯誤を繰り返す。そして「人の心を動かすのは、人の志」だと熱く語る。
佐々木氏は組織に帰属しているころ、「君の生み出す付加価値は何?」と絶えず問われてきたという。以来、自分の一つ一つの仕事に高い意識を持ち、存在意義を考え、自己の成長と進化につなげてきた。メール送信一つにしても、タイトルを分かりやすく、文字数を軽減し、文章を簡潔に、読み手の理解度を高める努力を怠らない。
彼らと話していて著者は思う。彼らは会員制交流サイト(SNS)で絡み合っているだけのような“なれ合い”“仲良しごっこ”の友達ではない。夢とロマンの吟味を重ね、目標に向け共に活動し、リスクとリターンを分かち合う「戦友」に間違いない! と。よき友は、探すのではなく、本気で働きながら創るものだという真実を垣間見る。
【プロフィル】柴田明彦
しばた・あきひこ 1959年、東京生まれ。亥年、乙女座、AB型。慶大法卒。83年電通入社、新聞局業務推進部長などを歴任し、2006年退社。一般社団法人「NS人財創造機構」を設立し、大学講義や講演会、研修を行う。14年に設立した「多様性工房」で、広報・宣伝や販売コンサルティングも手がける。著書は「ビジネスで活かす電通鬼十則」(朝日新書)ほか。