■多種多様なビジネスを展開
福岡ひびき信用金庫(北九州市八幡東区)が2010年から取り組んでいる「ひびしん女性創業塾」は、5期通算で137人の修了生を送り出している。このうち受講時に既に創業済みの人は18人。修了後に創業した人は31人で創業率は約26%にのぼる。受講生の意識の高さとともに、福岡ひびき信金がいかに手厚いサポートを行ってきたかが見て取れる。
創業の内訳をみると、カフェなどの飲食店、エステティックやネイルサロンなどの美容関連、雑貨販売や講師業など多種多様だ。最近では介護関連も目立っている。規模的には1人か2人で起業するスモールビジネスが主体で、創業者は20代から60代までと幅広い。開業資金は数百万円で、北九州市の開業支援資金(福岡県信用保証協会の保証付き)で賄える範囲のビジネスが大半だ。
照明デザイナーとして多忙な日々を送る第1期卒業生の藤井幹子さんが創業した会社「DECOLUCE(デコルーチェ)」は、DECOは飾るを意味し、LUCEはイタリア語で光のこと。「部屋がグッとすてきになる絵画や花を飾るように、光を飾ってみる。そんなイメージで、すてきな空間作りを考えていきたい」という藤井さんの思いがこもる。