なか卯が牛丼に再参入 後継メニュー定着せず「和風牛丼」を復活、料金は60円高い350円に

2015.3.5 16:18

「なか卯」で順次復活させる「和風牛丼」=東京都港区

「なか卯」で順次復活させる「和風牛丼」=東京都港区【拡大】

 ゼンショーホールディングス(HD)傘下の「なか卯」は5日、昨年2月に販売を打ち切った「和風牛丼」の販売を今月中旬から再開すると発表した。後継商品として販売してきた「牛すき丼」は人気がいまひとつで、逆に牛丼の復活を求める声が強かったことを受けて、ほぼ1年で元に戻す決断をした。

 ただし料金は、並盛りで昨年2月の終売時より60円高い350円とする。材料費が高騰したことを反映させる。

 牛肉は米国産と豪州産。前回、白ネギとタマネギを使っていた野菜は白ネギだけにし、甘みと香りを豊かにした。また、特製のタレに和牛脂を加え、まろやかさとコクを増やした。

 全国の店舗で11日から19日にかけ、順次、復活させる。後継商品の「牛すき丼」は、19日で販売を終える。

 同じグループの「すき家」が牛丼を主力としていることもあり、昨年2月に販売を打ち切った。しかし後継商品の「牛すき丼」は380円と、販売終了時の「和風牛丼」の290円より高かったこともあり、来店客から「和風牛丼」復活を求める声が強くなっていたという。

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