「準新刊雑誌」電子配信で新市場開拓 オプティム・菅谷俊二社長 (2/2ページ)

2015.3.5 05:00

 --出版社にとってのメリットは

 「雑誌は発行期間が過ぎてしまえば、裁断して捨てるだけだった。しかし準新刊とすることで、これまでにない新たな収益源が生まれた。またページ閲覧数や滞在時間、検索キーワードや読者の評価などをビッグデータとして蓄積し分析できる。これらを編集に反映できれば、より質の高い誌面づくりに生かすことができる」

 --今後の展開は

 「2カ月ごとに新タイトルを5誌ぐらいずつ加えていきたい。とくに女性向けコンテンツには力を入れる。ファッションやレシピ、生活情報など手軽に読めるものを増やしていく。また、ファッション誌で欲しい服や靴をその場で購入したり、海外旅行に申し込むなどのeコマース(電子商取引)も今年中には始めたい。収益源を増やすことで月額会費を値下げして、さらなる普及を図っていく。18年までに15億円の売り上げを目指す」(佐竹一秀)

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【プロフィル】菅谷俊二

 すがや・しゅんじ 佐賀大農卒。在学中の2000年6月オプティムを設立し、現職。38歳。兵庫県出身。

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【会社概要】オプティム

 ▽本社=東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー19階

 ▽設立=2000年6月

 ▽資本金=4億1135万6000円

 ▽従業員=120人(2014年10月22日時点)

 ▽事業内容=ライセンス販売、保守サポートサービスなど

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