濱口理佳氏【拡大】
もちろん、パチンコは害悪ではない。将来的に考えても、たばこ産業は確実にシュリンクせざるを得ない環境にあると判断されるが、遊技産業は違う。まだ、市場維持の可能性はあるし、政府都合で価格が上昇し続けるたばことは違い、遊技参加におけるハードルはある程度自分たちで決められる。つまり、必要な産業への道は、自分たち次第でいかようにも切り開くことができるのだ。
持続可能な産業を目指すとき、より視点をロングに引いて業界を捉える必要がある。内に視点を置いたままでは、見えてこない課題もある。他産業の好例だけを参考とせず、ネガティブ事例にもアンテナを伸ばし、遊技産業として、また企業としてふさわしいCSR、CSV(共通価値の創造)のカタチを描かなければならない。
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【プロフィル】濱口理佳
はまぐち・りか 関西大学大学院文学研究科哲学専修博士課程前期課程修了。学生時代に朝日新聞でコラムニストデビュー。「インテリジェンスの提供」をコアにワールド・ワイズ・ジャパンを設立。2011年、有志と“LOGOSプロジェクト”を立ち上げた。