電機各社の労働組合でつくる電機連合は16日、2015年春闘の最終方針を決定した。賃金を一律に引き上げるベースアップ(ベア)は月額3000円以上、一時金(賞与)は年間4カ月以上などを基準とし、18日に一斉に行われる各社の経営側の回答でこの水準を下回るケースがあれば、ストライキなどの「闘争行動」に踏み切る。
ベアについて、電機大手各社は昨春闘(2000円)の1.5倍で過去最高水準となる3000円とする方針を既に決めている。電機連合は闘争行動に入る場合、19日の終業時以降の時間外・休日出勤の拒否を実施。ストライキも検討する。