ゼブラ、用紙代1%資金に植林 NPO活動に参画、木の成長見守る (2/2ページ)

2015.3.23 05:00

ゼブラが「里親」として成長を見守る苗木の1本=2014年8月、岩手県宮古市

ゼブラが「里親」として成長を見守る苗木の1本=2014年8月、岩手県宮古市【拡大】

 ゼブラは、誰もが簡単に参加できる環境活動という点に賛同し、法人として2010年からプレゼントツリーに参加。ゼブラの場合、植栽地の支援が目的で記念樹として贈ることはしないが、全国5カ所計107本の苗木の成長を見守る。「自分たちで植林活動を行うとなると、用地や人の確保などハードルが高い。プレゼントツリーはできるところからやるという意味で参加しやすかった」(CSR推進本部の松沢忠則さん)という。

 最初は、国の特別天然記念物トキの野生復帰を支援するために実施された新潟県佐渡市の植林活動に参加。13年には東日本大震災に襲われた岩手県宮古市で行われた森林再生を目的とした植林活動に参加した。このほか山梨県笛吹市や岐阜県高山市の取り組みにも加わっている。

 今年は総合カタログを発行する年ではなかったが、新製品が増えたためページ数が少ない小カタログを発行した。用紙代は前年ほどかさまず、植林に充てる金額も少なかったが、継続性を重視しプレゼントツリーに参加した。松沢氏は「今後も積極的に参加していきたい」と話している。

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