明治安田生命ビルに隣接する明治生命館。同社は海外展開を加速させる方針だ【拡大】
トルコの保険料等収入はここ10年で年平均8.5%の伸びをみせているが、国内総生産(GDP)に占める保険料の割合は0.2%と低く、世界最高の8.8%に達している日本と比べて拡大の余地が大きい。人口も約7600万人にのぼることから、同国内だけの事業展開でも採算が合うと判断した。
トルコは保険業で出資比率制限などの外資規制がなく、発行済み株式の全てを保有できる。買収後の事業運営に有利に働くとの考えもあり、明治安田生命は数年前からトルコ企業を対象とするM&Aを検討していた。明治安田生命が開発した銀行窓販向けの保険商品は、トルコの国内向けでも生かせる見込みだ。
入札は3月中にも実施される予定だったが、トルコの総選挙が6月に控えていることから先送りとなった。欧州の保険大手も買収に名乗りを上げているほか、日本の大手生保では第一生命保険も買収を検討していたが、米中堅生保の大型買収と時期が重なったため見送った。