新生銀行の新社長に6月に就任予定の工藤英之常務執行役員(右)と相談役に就く当麻茂樹社長=25日、東京都中央区【拡大】
「不摂生がたたった」と苦笑する体調不良の当麻茂樹社長に代わり、6月に就任する。リスク管理などの手腕を評価され、抜擢(ばってき)された。2月半ば、当麻社長から療養中に後継候補として推薦するといわれ、「(社長業は)当麻社長が体調を崩すほどの激務。正直ためらったが、引き受けることが正しいことだと覚悟した」。
新生銀行への入行は、2010年9月で、投資ファンドから転身した。自身の強みを、「逃げ場のない経営者の立場を経験し、苦しい中でも生き残れる会社にした。業種も規模も違うが、今後に生かせる」と語る。
公的資金の返済など課題は山積だが、「工夫した融資こそ新生銀行が生きていく領域。大手銀や地方銀と同じことをする必要ない」ときっぱり。「存在意義をより高めたい」と抱負を述べた。趣味は、街歩き。座右の銘は「正しい努力、ちょっとの運があれば起きるべきことは起きる」。家族は妻、長男。(飯田耕司)