東京電力は1日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで2015年度入社式を行った。東電の入社式は、福島第1原発事故後では昨年に続き2回目。式には、新卒654人と中途採用63人を合わせた計717人のうち703人が出席した。
広瀬直己社長は電力小売り全面自由化をちょうど1年後に控え、「競争の時代を一緒に迎えることができ、楽しみにしている」と新入社員を歓迎。「自由化に打ち勝つとともに、福島事故の責任を果たしていく。頑張りましょう」とエールを送った。
新入社員を代表してあいさつした内田英亮さん(26)は「東電が、電気のスペシャリストとして、ますます信頼される会社になれるよう、頑張っていきたい」と誓った。