日本自動車輸入組合が6日発表した平成26(2014)年度の外国メーカー車の国内販売台数は前年度比6・7%減の28万1766台で、5年ぶりにマイナスになった。ブランド別ではフォルクスワーゲン(VW)がメルセデス・ベンツを607台差で抑えて、15年連続で首位を死守した。
外国メーカー車の国内販売がマイナスになったのは、昨年4月の消費税増税前の駆け込み需要に伴う反動減で、価格の安いモデルの販売が伸び悩んだため。400万円未満のモデルは12・1%減だった。
ただ、全体の販売台数は過去5番目の高さ。軽自動車を除く国内新車販売全体に占める割合も9・0%と過去最高になった。
ブランド別はVWが13・5%減の6万2439台で首位。ベンツは新型「Cクラス」が牽引して3・4%増の6万1832台で過去最高だったが、2位だった。3位はBMWで13・8%減の4万3339台。