一方、自殺率でみると日本では1万人中2.3人が毎年自ら命を絶つのに対し、スペインでは0.7人、同じラテン系のメキシコでは0.4人だ。つまり日本人の自殺率はスペイン人の約3倍、メキシコ人の約5倍だ。
自殺の最大の原因・動機はストレス。小さなことに悩み、くよくよするから、ストレスがたまる。電車が3分遅れると、おわびを連呼する日本の車掌。メキシコでは電車が3分遅れで到着したら車掌は大威張りで乗客はニコニコだ。
最近出版されたグローバル人材育成コンサルタントの豊田圭一氏の著書「毎日がつまらないのは、どうしようもないことにくよくよしないラテンマインドが足りないからだ」(日本文芸社刊)によれば、日本人とラテン系人種の徹底的な違いは小さなことにくよくよ「する・しない」だそうだ。われわれが真面目で彼らが不真面目だということではない。
豊田氏によれば、「個人的には世界と比較しても大変優れたモノを持っている日本人が、どうしようもないことにくよくよしないラテンマインドを身につけたら世界最強である」とも言う。「あしたはあしたの風が吹く」「宵越しの金は持たない」。フーテンの寅さん的な生き方は是としない昨今だが、寅さんのラテンマインド的ライフスタイルは元ソニー係長の憧れでもある。
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【プロフィル】平松庚三
ひらまつ・こうぞう 実業家。アメリカン大学卒。ソニーを経てアメリカンエキスプレス副社長、AOLジャパン社長、弥生社長、ライブドア社長などを歴任。2008年から小僧com社長(現職)。他にも各種企業の社外取締役など。68歳。北海道出身。