流通大手による大型小売店の進出で、地方の中心市街地の衰退に歯止めがかからない。商店街実態調査報告によると、全国の商店街の空き店舗率は2003年度以降、増加し続け、地方活性化の道のりは厳しい。こうした中、山陰信販は独自の取り組みで成果を上げているが、加本弘社長は「地方を衰退させないためには地域の人の支えが必要」と話す。
--「お金の地産地消」で地域の活性化を図っている
「当社と地元金融機関である米子信用金庫でタイアップして、『よなごしんきんポイント』という独自のポイント制度を始めた。米子信金の利用者に無料でポイントカード会員になってもらい、地元の提携加盟店で活用してもらう。一種の地域通貨のような取り組みだ。10年から始めて、会員数は1万2000人になる。預金者のポイントカード保有率は当初は1%だったが、10%にまで上昇している」
--具体的な取り組みは
「米子信金の預金者へのサービスとして定期預金額に応じてポイントを付与している。金利は後にならないと付かないが、ポイントはすぐにもらうことができる。また課税もされない。地元資本のスーパー、ガソリンスタンドで活用することができる。会員は高齢者が多いが若い人を増やすため、美容院や自動車整備工場などにも加盟を働きかけている。会員の総預金残高は導入当初と比べ、今では6倍になっている」
--独自デザインのクレジットカード、電子マネーカードが注目されている