ローソン子会社の音楽・映像ソフト大手、ローソンHMVエンタテイメントが今秋にも東京・渋谷に新たな旗艦店をオープンすることが13日、分かった。旗艦店は、2010年の渋谷からの撤退以来、5年ぶりの“再上陸”となる。アーティストのライブといったイベントも定期的に催し、複数のエンタメコンテンツを融合した新施設として、同タイプの店を今後3年で、大阪など全国で10店開く。
店名は「HMV&ブックストーキョー」。渋谷区神南にある百貨店「マルイシティ渋谷」が今秋、業態を変えて再オープンする専門店ビル「渋谷モディ」に入居する。
5~7階の3フロアで展開し、店舗面積は約1815平方メートル。HMVの店では最大となる。ターゲットの中心は30~40代の女性。国内では、音楽関連の市場より出版物の市場の方が大きくなっていることを踏まえ、扱う商品50万点のうち約7割を書籍、約3割を音楽や映像関連のソフト、グッズとする。
店にはこのほか、200~300人を収容できるイベント専用スペースを設けて、アーティストのミニライブや作家の握手会などを開催。関連するCDや書籍などの販売へつなげる。