日本貿易振興機構(ジェトロ)は24日、日本の農産物輸出支援の一環でアジアや欧米6カ国のスーパー、百貨店でマーケティング拠点を設けテスト販売や市場調査を支援すると発表した。
香港、タイ、シンガポール、マレーシア、米国、英国の6カ国の百貨店などで数カ月間テスト販売などを行い反響を探る。委託事業者や商品を公募した上で今年7月から順次開始する。
自社商品を効果的にPRしたり、ジェトロが現地のレストランや料理学校との連携などで支援する。現地消費者の反応などの成果は企業が自社の輸出戦略の立案に活用するほか、輸出を検討する企業も公開情報として共有できるようにする。
ジェトロが2014年度に実施した海外見本市や商談会での成約額は約180億円と前年度比約1.7倍に増え、被災地宮城県の水産加工業者が連携したアジア向けカキやホタテの水産加工ブランドの輸出成約も約4600万円にのぼった。
一方で台湾が5月15日から導入予定の日本産食品の輸入規制強化についてジェトロの石毛博行理事長は「科学的根拠のない輸入規制強化は遺憾」と述べ、政府を通じて規制撤回の申し入れを行う考えを示した。