--都心部や周辺地域、地方中小都市、農林水産地域など、それぞれの土地柄に合わせ、かつ商圏の大きさや特徴に合わせて、店舗規模も業態も柔軟に対応しながら出店する戦略ですね
「私は、流通業の中でドラッグストアがもっとも激しく変化してきた業態だと思っています。昔はスーパーの中にテナントとして入り、その集客力に頼っていたが、商品の種類がどんどん多様化すると、売り場面積を大きくしないとお客さまが求める品ぞろえができない時代になった。そうした時代の流れに合わせて、弊社でもドラッグストア、スーパードラッグ、メガドラッグ、シティドラッグと4つの店舗フォーマットを作って、すべての商圏をカバーすることに努めています。例えば08年に札幌市北区に出した屯田店は約600坪、豊平区の中の島店は、シースルーのエレベーターで結ばれた各300坪の売り場が2層になったメガドラッグで、土地は約1000坪あります。ただ、高齢化の進展で最近は『あまり広すぎると歩けない』というお年寄りも増えている。そういうお客さま向けにはどのようなカテゴリーの品ぞろえをし、適当な売り場面積は?と、新たなフォーマット作りを含めて、いろいろ実験しながらやっています」
--外国人観光客による「インバウンド消費」が注目されています
「弊社でも札幌駅やすすきのだとかアウトレットモールの中などに、インバウンド向けに売り場面積の小さな店を出していますが、これが今すごいです。札幌のほかは函館とか旭川など立地は限られますし、都心の狭商圏ですが、空白地域の新しい立地として急速に浮上しています」