DMM.make AKIBAにそろえられた機材は150種類ほど。個人では買えない大型の3Dプリンター、ボール盤、旋盤、フライス盤といった工作機械、高度な工作を自動的に行える3軸マシニングセンタ、5軸マシニングセンタ、加重や衝撃、温度、湿度、水圧などへの耐性を検証する各種試験機、電子回路の試作・開発に必要なマシン、サーモグラフィやオシロスコープなど設計・開発に使う機材と多岐に及ぶ。
会員となった企業やグループは、これらを使ってモノ作りに取り組める。大河原氏デザインのトロフィー制作には、DMM.make AKIBAのポテンシャルを感じてもらう狙いもあった。
トロフィーのお披露目会見に登場したDMM.make AKIBAの仕掛け人で、ABBALab代表取締役の小笠原治氏は、DMM.make AKIBAのことを「インディーズメーカーのための吉本興業やエイベックス」と位置づけた。「Cerevoといっしょにやるのは、代表の岩佐琢磨さんに小室哲哉になってほしいから」。Cerevoとは、ネットとつながる家電の企画・開発を進めて来たベンチャー企業で、昨年末、DMM.make AKIBA内に拠点を移した。