鹿島は12日、2017年度を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表した。中核事業である同社単体の建設事業を強化することに加え、事業領域を拡大することで17年度に連結の売上高1兆7500億円程度、経常利益650億円以上、有利子負債3700億円以下、株主資本利益率(ROE)8%以上の達成を目指す。
今回の計画では、20年度までのグループの中期的な方向性も示し、(1)単体の建設事業の利益率向上(2)先駆的な建設・サービスの提供(3)グループ経営基盤の確立-の3つを基本方針とし、20年度に連結経常利益850億円以上とする目標も掲げた。
鹿島単体の建設事業は売上高1兆円程度の規模を維持しつつ、グループ経営を強化。医薬品や環境・エネルギー分野などの事業拡大も行い、20年度には土木・建築とも業界トップ水準を実現する、としている。