多世代交流、街づくりの鍵に URや積水ハウス、高齢者配慮の住宅や共生拠点 (4/4ページ)

2015.5.14 06:10

さまざまな世代が交流する「団地の縁側」=東京都練馬区の光が丘団地

さまざまな世代が交流する「団地の縁側」=東京都練馬区の光が丘団地【拡大】

  • 既存住宅を改修したサービス付き高齢者向け住宅のプロジェクトが行われている高島平団地=東京都板橋区

 例えば、クリスマス会では高齢の居住者が主役となるよう、住民の子供が歌って盛り上げるようなプランを採用。屋上を活用した苗植えイベントも交流活動の目玉だ。同社は今後、社宅跡地などを活用して年に2、3物件のペースで、同様の施設を開発する計画だ。

 また、URとの共同再開発プロジェクト「コドモイドコロのある街」(同中野区)にも着手。約4万4000平方メートルという広大な敷地面積を活用し、子育て世帯向け賃貸マンションや有料老人ホーム、保育所などを整備して子供を軸にした街づくりを進めていく。積水ハウスグループで高齢者向け賃貸住宅事業を展開する積和グランドマストの小山健社長は「人間社会のサステナビリティー(持続可能性)という考えに基づく開発手法が重要」と語る。一生にわたって、その地域に住み続けられるような街づくりを意味し、広大な場所では積極的な仕掛けを行っていく考えだ。

 少子高齢化の進展や東京への一極集中を背景に、空き家問題が全国的に深刻化しつつある。この問題に取り組むうえで、多世代交流型の街づくりは重要な役割を果たしそうだ。(伊藤俊祐)

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