放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会(委員長・坂井真弁護士)は20日、記者の指示によるやらせが指摘されたNHKの報道番組「クローズアップ現代」などについて審理入りしたことを明らかにした。今後、委員会としての判断をまとめる。
対象となったのは、昨年5月に放送された「追跡“出家詐欺”」。番組内で詐欺にかかわるブローカーと紹介された大阪府内の男性が今年4月、同委員会に「自分はブローカーではない」などとして人権侵害を申し立てていた。
男性は、同委員会に「自分は手の動きやしゃべり方に特徴があり、よく知る人物からは映像から簡単に特定できてしまう」「父親や友人らからは『お前、ブローカーなんてやっているのか!』といった強い叱(しっ)責(せき)がなされた」と主張し、訂正放送を求めている。