記者会見するアディダスグループのハーバート・ハイナーCEO=22日、東京都港区【拡大】
来日中の独スポーツ用品大手、アディダスグループのハーバート・ハイナー最高経営責任者(CEO)は22日、東京都内で会見し、「東京を(経営戦略の)主要都市と位置付けて大きな投資をする。出店を広げていきたい」と述べた。2020年の東京五輪を視野に出店を加速し、世界最大手の米ナイキを追撃する。
ハイナー氏は3月に発表した20年までの経営戦略で、投資を集中する6都市として米ニューヨークや中国・上海などとともに東京を挙げた。4月に東京・原宿に同社最大のスポーツ衣料の旗艦店を開業し、都内で「アディダス」ブランドの直営11店舗を展開する。
ハイナー氏は「東京はスポーツへの情熱とファッション性が融合している」と説明。日本サッカー協会とロシアワールドカップ(W杯)がある18年まで代表チームへの公式供給契約などで商品をアピールして「五輪でも大きな役割を果たしたい」と出店への意欲を示した。
世界のスポーツ用品市場はナイキと、リーボックなども含むアディダスグループの実質的な2強の状態。先行するナイキを追い上げるためアディダスは投資の「選択と集中」を進め、14年度に約160億ユーロ(約2兆1500億円)だった売上高を、20年に4割近く伸ばしてシェア拡大を目指す。