【ワシントン=小雲規生】米アップルは8日、音楽の定額配信サービス「アップル・ミュージック」を30日から世界100カ国以上で始めると発表した。インターネットで音楽を逐次配信するストリーミング型のサービスで、3千万曲以上を聴き放題にする。料金は月額9・99ドル(1250円)。サービス対象国は明らかにされていないが、日本でも近くサービスが始められる見通しだ。
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は同日、カリフォルニア州での開発者向けの会合で、「アップル・ミュージックは音楽を体験する方法を永遠に変えることになる」と話した。
30日からのサービス開始はOS(基本ソフト)として、アップルの「iOS」かマイクロソフトの「ウィンドウズ」を搭載した端末が対象。グーグルの「アンドロイド」搭載機種へのサービスは今秋から始める。
アップル・ミュージックでは自分の好きな曲を指定して聴けるほか、アップルが選曲したプレイリストを再生することもできる。さらに再生履歴や利用者が登録した好みに応じて、再生する曲を提案する機能も盛り込まれた。また独自のインターネットラジオ番組の配信も始める。
アップルは音楽を購入して端末に保存するダウンロード型のサービスでは先行したが、ストリーミング型では無料サービスを備える米大手パンドラ・メディアやスウェーデン発のスポティファイの後塵を拝している。