サントリースピリッツが7月28日に発売するハイボール缶「ジムビームシトラスハイボール缶<グレープフルーツ>」=9日、東京都千代田区【拡大】
ウイスキーを炭酸で割った缶入りの「ハイボール」をめぐって、サントリースピリッツとアサヒビールが激しい陣取り合戦を繰り広げている。需要が盛り上がる夏場に向けサントリーはグレープフルーツ入りで飲みやすくした新商品を投入。アサヒはコーラやミントを加え爽快感を高めた商品を期間限定で投じた。缶で味とブランドを覚えてもらえば瓶商品の販売増にもつながるだけに、両社のPR活動にも熱がこもっている。
サントリーは9日、ハイボール缶「ジムビーム シトラスハイボール缶<グレープフルーツ>」を7月28日に発売すると発表した。昨年5月に買収した米ビームのウイスキー「ジムビーム」を使用。3種類のグレープフルーツスピリッツとの組み合わせでマイルドな喉ごしを実現した。350ミリリットル入りで価格は189円(税別)。年内に30万ケース(1ケースは250ミリリットル缶24本換算)の販売を目指す。
対するアサヒは「ブラックニッカ クリアハイボール」から期間限定の2商品を新たに投入し、ビール離れが進む若者の囲い込みなどを狙う。
サントリーの推計によれば、2015年のハイボール缶市場は前年比約19%増が見込まれており、市場争奪戦の激化が必至だ。