11日に「Hitachi IR Day」を開いた日立製作所のように、電機大手は各事業別に戦略を説明し、投資家と“対話”する機会を積極的に設けている。今年はすでに、パナソニックやソニーも開催。かつてはテレビなど単一の製品の売れ行きがグループ全体の業績を左右したが、家電事業の不振などによって各社の抱える事業が多様になり、複雑化していることが背景にある。
こうした説明会を他社に先駆けて開催したのは日立。2009年にカンパニー制を導入したのを契機に翌10年6月、6カンパニーのトップや主要子会社の社長が数値目標を含めた戦略を機関投資家らに説明した。
パナソニックも、12年5月から毎年、こうした説明会を開催している。同年6月に現在の津賀一宏社長が就任してからは、一つの事業について説明する「IRミーティング」も随時、開いている。同社は「事業が細分化され、それぞれの事業のことをしっかりと説明する機会が必要だと考えた」としている。