日本取引所グループのCEOに就任し、会見する清田瞭氏=16日、東京証券取引所【拡大】
IPOをめぐっては、上場直後の業績予想の下方修正などが相次いでいる。清田CEOは「新しい企業の成長が株式市場の主役を占めている」とした上で、「引き受け審査を行う証券会社、上場企業の財務内容を精査する監査法人、上場を認可する取引所の三者一体で質を高めていく。引き続き監視の目を強めて連携していく」と述べた。
一方、清田CEOは東証社長時代に株式の取引時間拡大を目指したが、証券会社などの反対意見が多く、断念した経緯がある。清田CEOは「(取引時間拡大の)重要性の認識は変わっていない。ニーズが高まればいずれは取り組みたい」と語り、再挑戦に一定の含みを残した。
清田CEOは大和証券グループ本社の名誉会長などを経て、2013年6月に東証社長に就任。16日に退任した斉藤惇(あつし)・前CEOは野村証券出身で、2代連続で大手証券OBがグループ経営のかじ取りを担うことになる。