関西でローソンに勝ちたいセブン 「だしが命」こだわり商品開発戦略 (2/4ページ)

2015.6.21 17:10

セブン-イレブン・ジャパンは限定商品投入で関西地区に攻勢をかける=大阪市住之江区

セブン-イレブン・ジャパンは限定商品投入で関西地区に攻勢をかける=大阪市住之江区【拡大】

 関西は個人所得に大きな差がないのにもかかわらず、「1店舗の1日当たりの平均売上高が関東よりも数万円も低かった」(担当者)。このため関西の店舗をてこ入れするため、セブンは昨年3月、「西日本プロジェクト」を立ち上げ、地元の食文化や嗜好に合わせた商品開発に乗り出した。

 西日本プロジェクトでは縦割りだった商品開発、販売促進、店舗運営の部署を1つのチームに編成。これまでも商品開発にはメーカー側の意見を取り入れてきたが、新たに関西を拠点にする食品メーカーや飲食店の声を参考にし、FCオーナーからも意見を募った。

 料亭を調査すると、関東以上にだしが効いており、関西ではだしに想像以上にこだわっていることが分かり、商品の味つけに反映した。食材もこだわった。

 例えば肉じゃがには関東は豚肉、関西では牛肉を使うことが多いが、関西の店舗に並ぶ肉じゃがでは昨年から牛肉を使用している。

東京発の全国一律の商品展開では豚肉の使用を続けるしかなかったが…

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