大王製紙は26日、愛媛県四国中央市で株主総会を開き、佐光正義社長の再任を含めた取締役選任の議案などが賛成多数で可決された。筆頭株主の北越紀州製紙は佐光社長の再任に反対したが、他の株主に支持は広がらなかった。
株主総会は前年を3人上回る155人が出席した。佐光社長は議案などの説明後、北越紀州との関係に言及し「対話を口実に大株主が自社の利益だけを図り、他の株主の利益を害してはいけない」と述べた。
大王株の21.6%を保有する北越紀州は三菱製紙と進めていた販売子会社の統合協議が「大王の介入」で破談したと主張。北越紀州が求める面談を佐光社長が拒否し、「株主との対話を拒み続けている」として再任を認めない意向を示していた。
北越紀州は大王の経営陣に揺さぶりをかけ、提携強化や業界再編につなげる狙いがあったとみられる。