全国無洗米協会の認証無洗米を支えているのも、東洋ライスのBG無洗米機だ。同協会の認証基準は、(1)水400ミリリットルに米5グラムを入れ、30秒間浸透させた水の濁度が28ppm以下(2)コメ肌に傷をつけず、食味が元の米に比べ同等以上(3)何も添加されずに製造(4)全く人手に触れずに袋詰めされる(5)米以外の異物を取り除く装置を設置している-などと厳しい。いまのところ、この基準をクリアできるのは東洋ライスのBG無洗米機しかない。
雜賀社長は、今回の受賞について「良質の無洗米を普及させようと尽力してくれた生産者、流通、消費者を代表していただいたもの」と受け止めている。
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■東洋ライスのBG精米製法の仕組み
(1)小突起でコメ粒をはじくと肌ヌカが金属壁に付着する
(2)この肌ヌカに、他のコメ粒の肌ヌカが次々に付着し、次第に無洗米になる
(3)大突起でコメを押し、金属壁に付着した肌ヌカをはがし取る
(4)無洗米と肌ヌカが混ざったものが仕分け機に送られ、分離される